スケジュール Schedule

1996.5.18

1996.5.18

私にとってのピアノ

 さて、まず皆さんにご報告申し上げたいことは、私にとっての一大イベント、デビューリサイタル(3月16日大阪いずみホール、3月23日東京サントリーホール)を無事終えることができたということです。これも応援して下さった皆さんのおかげと、とても心強く思っています。本当にありがとうございました。

 デビューに続く、福山・広島・福岡でのリサイタルも大勢の方に聴いていただき、また、サイン会でも励ましのお言葉をかけていただいて、皆さんのあたたかさに勇気づけられる思いがいたしました。1996年は私にとってのデビューイヤーです。いつまでもこの初心を忘れず、よりよい演奏をめざして努力したいと思っています。これからも応援よろしくお願いいたします。

 演奏者にとってお客様との交流は喜びです。デビューの際のプログラムにも書かせていただきましたが、私にとってピアノは私自身を映し出す「鏡」、そしてショパンは私の「こころの鏡」です。人間が喜んだり怒ったり哀しんだり楽しんだり…人間らしいということは美しい、そう思いませんか。

 私はピアニストである前にひとりの人間でありたいと思っています。そしてその感情を音を通して表現し、コンサートに来て下さった方々と、人間同士のこころの会話ができればといつも考えています。「皆様とのふれあいを大切にしていきたい..」そんな思いでこれからも演奏活動をしていきたいと願っています。では皆様、コンサート会場で是非お会いしましょう。

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